24の前奏曲第7番Op 28イ長調 (Fryderyk Franciszek Chopin)

ショパンの24の前奏曲は1836年から1839年に作曲され、1839年に出版されました。バッハの平均律クラヴィーア曲集（これらのモデルとなった）の前奏曲の構想と同様に、ショパンは全ての調性を使った作品を作りました。しばしば前奏曲は1つのアイデア、時には単なる動機から作られています。それぞれの前奏曲は感情や考えを表現しているロマンティックな小品と言えます。個々として演奏されてももちろんいいのですが、24曲がひとまとめに演奏された時、真の総合的感情の連体としての域に達します。第7番Op.28イ長調はわずか16小節からなる最も短いもので、その簡潔さのために解釈しにくいものになっています。