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大日本帝国 ドイツ イタリア 枢軸国の敗戦 パリは燃えているか

最近webで「高速道路が作られたのも戦後だと言うのには俺は驚きだった。
なぜならドイツではヒトラー政権のもと、アウトバーンが作られていたからである。
東京タワーが戦後に作られたのも驚きだった。
フランスのエッフェル塔は幕末も終了してそこそこの明治であり、
米国のエンパイアステートビルディングとなれば第二次大戦開戦前だからである。」
コメントを見つけた。明かに現在の日本同様の考え方で戦前を語っている。
日本が「ドイツ・イタリア」と三国同盟を結び枢術国であったことも知らないのだろう。
また「日本はいつ参戦したのですか?」という質問もあった。
明かに日本語の使い方がおかしい「参戦」。だれが、いつ、どのように教えたのだろう。
間違っても「参戦」ではない。日本とドイツの開戦は「侵略」。
侵略して相手国を植民地にするが目的の戦争だ。
戦前は皇居に向かい国民誰もが拝礼したことも、
軍国種が何たるかも知らない人たちが、
知識もなしに先の大戦を語ることはおしろしい。
アメリカも様々に問題を抱えているが、世界の中で一番信用できる私は考えている。
その理由は、私たちが当たり前と考えている法律が、
条文が同様「日本は戦後」であっても運用が全く異なるからだ。
大戦については参考までに学徒出陣で死刑になった木村久夫さんの遺稿
上官の責任を一人背負って刑死された木村久夫「きむらひでお」
京大経済学部 昭和17年入営・昭和21年5月23日。
シンガポール・チャンギー刑務所において戦犯死刑・陸軍上等兵28歳・
★遺稿「日本は負けたのである。全世界の憤怒と非難の真只中に負けたのである。日本がこれまであえてしてきた数限りない非道を考えるとき、彼らが怒るのは全く当然なのである。今私は世界全人類の気晴らしの一つとして死んで行くのである。これて世界人類の気持ちが静まればよい。それは将来の日本に少しでも幸福の種を遺すことなのである。「中略」日本の軍隊のために犠牲になったと思えば死にきれないが、日本国民の罪と非難とを一身に浴びて死ぬと思えば腹もたたない。笑って死んでいける。しかしまた、さらに考えを至らせれば、満州事変以来の軍部の行動を許してきた全日本国民にその遠い責任があることを知らねばならない。我が国民は今から大きな反省をなしつつあるだろうと思う。その反省が、今の逆境が、将来の明るい日本のために大きな役割を果たすであろう。それを見得して死ぬのは残念であるが致し方ない。日本はあらゆる面において、社会的、歴史的、思想的、人道的の試練と発達とがたらなかった。万事に我が他より優れたりと考えさせた我々の指導者、ただそれらの指導者の存在を許して来た日本国民の頭脳に問題があった。かってのごとき、我に都合の悪しきもの、意に添ぐわぬはものは凡(すべて)悪となりとして、ただ武力をもって排斥せんとした態度の行き着くべき結果は明白になった。今こそ凡ての武力腕力を捨てて、あらゆるものを正しく認識し、吟味し、価値判断することが必要なのである。これが真の発展を我が国に来す所以(ゆえん)の道である。


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