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わらべうた かぞえうた (お正月の歌)

この歌は、江戸時代の中期から唄われたといわれる、かぞえうた形式のてまり歌で、一から十まであります。
お正月に唄われる歌としては、もつともすぐれた歌で、年始の歓送にも用いられたということです。
現在も、よく唄われておりますが、地方によつては、異なった言葉や旋律で唄われております。

世界中のどの国にも、その国の人々民族の間で昔からうたいつがれてきた民謡があります。後になって人々の交流の為に、他国の人々にまで唄われるようになった民謡もありますが、日本の各地にも立派な民謡があって、それぞれの地方の特徴を表現した歌として、今でも愛唱されております。
その中にあって、わらべうたは、子供達の歌として子供達にうたいつがれて、
現在も、なお各地でたくさんの歌が唄われていますので、正しい呼称は伝承わらべうたという名でよいのではないかと薦められる音楽家、研究者の方もおられます。

わらべうたは、現在の童謡唱歌の源泉をなしているもので、遠く室町時代を経て江戸時代には、もっとも円熟してよく流行(はやり)、そのまま明治、大正、昭和、さらに平成の今と、すたれることなく歌いつがれております。その間に、人から人へ、地方から地方へと伝わったことにより、
言葉も旋律も、いろいろに変化して、同じ歌でもいくつもの異なった歌として現在も唄われている、わらべ歌もあります。
わらべうたは、歌詞も旋律もきわめて単純で覚えやすいということが特徴であると、
音楽家の方々はいわれております。そのことが人々に愛される要因となっているそうです。
わたくしも、わらべ歌はいつまでも人々に愛され唄いつがれてゆくことと思います。


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