理由を知らない相槌の
代わりに誰かは痛んでて
それも知らない僕達の
命の代わりに今日が死んでくれる
何年間も僕で居るより
何万年も人間は勝って
そんな事まで憶えてる
昨日の事すら忘れちゃうくせに
自分が今 手放したモノ
自分以外には分からない様に
そうやって失っていく
でも真実の事は問題じゃなくて
数cmの穴の痕
土色に慣れた爪を噛む
どうせ最後は同じ未来
この規則に怯えてる
夕べ生まれた感動を
ほら頬杖ついて感動を
皆 嘘を嫌っている
でも真実の事は問題じゃなくて
又 掘り返した過去の匂い
僕だけじゃない事を願う
嵐の前だけ都合の良い頃
神秘に守られて
※大人の様に弓が剌さっても
痛くない朝が来る
幾ら器用に空を燃やしても
治らない 薬はない※
△彼等の様に水を汚しても
気付けない夜が来る
誰も自由に濡れなくたって
降り止まない 雨の音△
数cmの穴の痕
(※くり返し)
(△くり返し)
僕等 頭上に角を生やしても
守れないモノがある
鳥の落とした 羽を使っても
届かない場所がある