60fps版 動画編集メモ付き→http://youtu.be/0qwNBlKvtv8
原作ファンもゲームファンも納得できるキャラゲーのあり方が模索されていた1991年当時、このサイコサラマンダーの脅威はオリジナルストーリーでありながら原作の雰囲気を再現し、キャラゲーのひとつの理想形を示しました。タイトルとキャラクターデザインこそSDガンダムですが、内容は初代機動戦士ガンダム、Zガンダム、0080ポケットの中の戦争、逆襲のシャア、プラモデル独自展開のMS-V、MS-Xやセンチネルといった雑誌連載にいたるまでのリスペクトに溢れ、緻密なグラフィック、各メカの重厚な動き、おなじみのBGM、効果音、戦場の雰囲気など、当時のキャラゲーのレベルからは考えられない本物のガンダム世界に興奮したものです。
自機が大きくて機敏に動けず、敵は素早いため、分かっていてもくらってしまうことはあっても、なぜ死んだか分からない状況は少なく、納得性が非常に高いといえます。じっくり見たい入魂のキャラアニメーションと、敵を出現即破壊することが有利なゲームシステムとがいまひとつかみ合ってない点は残念です。
攻略の第一歩はレバーを上に入れながらの大ジャンプ、空中での2段ジャンプ、レバー下の伏せを覚えることです。これだけで生存率がぐっと上がります。敵は被弾の瞬間から16フレーム無敵なので、連射はさほど必要ありません。盾は上半分が残っている間は下半分はたぶん無敵。地雷除去すると分かりやすい。(爆風は上に当たるかも。)
ビグザム、サイコガンダムはIフィールドがあるためビーム兵器(ビームライフル、ハイパーメガランチャー)のダメージは10%?程度にカットされていると思われます。これらの装備では永久パターン防止キャラエルメス(とんがり『帽子』だけに!?)との挟み撃ちで苦戦を強いられます。サイコでハマる前にビグザムというヒントを示すあたりはプロの仕事ぶりを感じます。
ストリートファイターⅡが対戦台という新しい概念を生み出し、ビデオゲームの主流が対戦格闘ゲームに一気にシフトした時代の徒花として忘れ去られてしまうにはあまりにも惜しい。この作品の再評価が待たれます。
Arcade Fan様にこのゲームの詳しい情報が掲載されています。
http://www.geocities.jp/arcadon765/index.html
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