カナタ - 黒の虜
僕はもう一人の僕を
遠く天井に見送った
こんな近くに居たのに
「あなたは誰?」
いつかの朝と同じように
同じ窓の外を見る
雨はきっと止まないから
今日も外には出られそうにない
指で言葉を叩き合っても
この部屋は 静かなままで
気づいてない様な振りをして
救われようとした
「こんな音が鳴り止むその時は
一緒に居られたらいいな」
僕は 僕が流した涙も
無かったことにして泣いてた
ねえ
愛して
また分かり合おうとして
まだ まだ 足りないの?
望んで 与えて 溢れて
零れ落ちて空っぽだ
まだ 夜の虜
きれいな ものばかり
怖くて 死にそうさ
君は君が隠したその涙も
無かったことにして笑った
愛して
溢れて
どうして
愛して 愛して 愛して
また分かり合おうとして
まだ まだ 足りないの?
望んで 与えて 溢れて
零れ落ちたその色に
君が気づいたらいいな
確かな色に
[2nd EP] 黒の虜
2014/09/06 Release ¥1,000-(tax in)
ライブ会場・残響shopにて発売中
01.tsunagu
02.黒の虜
03.何も無い部屋
04.滲んだ三月
カナタ
2010年、Vo&Guアンを中心に広島にて結成、2012年夏から現メンバーに。
ギターロックを基調としながらも、ポストロック・シューゲイザーなどを匂わせる幻想的なギターサウンド、力強く感情的なリズム隊が特徴の空間系ギターロックバンド。
誰かの夜に寄り添う歌を。
http://kanatajpn.web.fc2.com/
twitter: @kanata_jpn