【作】青谷 https://twitter.com/aoya_aotani
君に会うのがどうしようもなく面倒だという急用が入った。
楽しいなんて分かってるのに。って、わぁっと泣いた。
今まで積み重ねた善と悪の比率を計算する。
これでいいんだと、諦める教育は受けなかった。
嗚呼、消えそうだ。消えそうだ。消えたくなりそうだ。
ただ、どうでもいい。最初からそこに興味はなかった。
お前は馬鹿だ。駄目だと分かっていてやってる。
これでいいの? 世間的には間違ってる。
楽しいのも本当で、苦しいのも本当だ。
どちらか一方じゃなきゃ駄目なんだ。
考えるほど辛くなる。なら、バカみたいになってしまえ。
それが、正しい思考に溺れていく。ってことだ。
嗚呼、死にそうだ。死にそうだ。って言葉が大嫌いだ。
もっと大変な人がいるんだ、誰かの頭の中に。
お前は馬鹿だ。笑顔以外を信仰できない。
これでよかったのに? なんで、今更言うんだ。
好きになれば好きになるほど一生優しくできない。
他人であるほど優しくできるのは、
上から目線。歪んだ無関心。
つまりは、そういう、ことなのか?
あいつはバカだ。
不幸を不幸と嘆き散らかし、くだらねえ幸せを幸せだと泣いている。
お前がバカだ。それが一番幸せなんだ。
そんな幸せ者を指も差さず笑うお前が本当の大バカで、ただの不幸せ者なんだ。
きっと、それが一番よかったんだ。
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