いびつなうねりを上げながら オートバイが走る
寝ぼけた君を乗せて ほんの少しだけ急いで
月明かりが誘う場所へ
嘆きもぼやきもため息も 風に飛んでいくよ
そして幸福なあの詩を 高らかに歌いながら
500Rの緩いカーブへ
今も僕らに付きまとういくつかの問題
時の流れに少し身をゆだねてみよう
この道の上のどこかにあるはずのゴールライン
そんなビジョンを 道ずれにして
カーラジオもなくそしてバックもしない
オートバイが走る
ただ君の温もりを その優しい体温を
この背中に 抱きしめながら
泣きながら君が見てた夢は 何を暗示してるの?
カラスが飛び交う空に モノクロの輝く虹
誰も笑っていやしない 動物園
汗ばむ季節君がふと見せてくれた 情熱
ファミレスの裏の野良犬が見てたキス
スカートの裾ぬらしはしゃいでたあのビーチハウス
そんなシーンをみちずれにして
街灯が二秒後の未来を照らし オートバイが走る
等間隔で置かれた 闇を超える快楽に
又少しスピードを上げて
もう一つ次の未来へ
Mr.Children Concert tour Q 2000~2001より