甲斐よしひろ ポップコーンをほおばって(原曲ver.)

映画を見るならフランス映画さ　
若かった頃の君と僕の想い出話しは
この胸から熱いものを失くしたときに
すべては消えうせた

君が絵描きのように　やさしさで描いた想い出や夢が　
天使達が飛ばすシャボン玉のように
風にさらわれてしまうのが恐かった

僕等は飛べない鳥じゃなかったはず
翼がある事を知って恐かったんでしょう
僕等は飛べない鳥じゃなかったはず
君が翼を広げたら　きっと飛べたんだ

教会の鐘が鳴り響く　天使の賛美歌が囁きかける
陽気に手を振って去ってゆく君は
僕を埋めてしまう　冷たい雪のようでした

ポップコーンをほおばって
ポップコーンをほおばって
天使達の声に耳を傾けている

君の最後の言葉をおとしてゆく
バスを追っかけて追っかけて
僕の青い声はいつのまにか
こんなにこんなに涸れてしまった

たそがれた街　人ごみにまぎれ
傷つける事だけを覚えた僕は
毎日を指折り数え　足を棒にして
いったいどこへどこへ行くんだろう

明日へのページをめくる人々は
天国への扉をノックする
暖かい人の心も　あったはずなのに
今はそれさえも　伝わってはこない

ポップコーンをほおばって
ポップコーンをほおばって
天使達の声に耳を傾けている

映画を見るならフランス映画さ　
若かった頃の君と僕の想い出話しは
この胸から熱いものを失くしたときに
すべては消えうせた

教会の鐘が聞こえるかい
天使の賛美歌は聞こえるかい
悲しい君と僕のさよならは
色あせた午後に　終わってしまった

ポップコーンをほおばって
ポップコーンをほおばって
天使達の声に耳を傾けている