気が付けば晴れていた筈の天気が雨になっていた。
───なんてことは別段、珍しいことではなく、
それよりも何となく追い風が強いことに、
僕達は苦笑いをしてみた。
こんな日に。
過ぎ去る時を眺め、僕達は生きていく。
暖かい寂しさに、ゆっくりと強くなるんでしょう。
気が付けば知らない場所まで歩いてきてしまっていた。
───なんてことは別段、珍しいことではなく、
それよりも何となく言葉が少ないことに、
僕達は肩を寄り添ってみた。
こんな日に。
散り往く日々と遊び、僕達は生きていく。
信じるものがあれば、きれいな花も咲くんでしょう。
いつか、どこかで、又会える日が来るから。
気が付けば水溜まりに映った空が青くなっていた。
───なんてことは別段、珍しいことではなく、
それよりも何となく輝いている景色に、
僕達は優しいだけになれた。
こんな日に。
例えば歩き疲れてしまった時には、
いくつかの方法があって、
その一つを選んだ時には、
さよならを言わなくてはいけなくなる。
だけど僕達は支えあって生きていく。
これからも、ずっと、ずっと、ずっと!
だから別れるということも、
一つの支えなのではないでしょうか?
巡る季節に抱かれ、僕達は生きていく。
懐かしい明日はきっと、眩しく笑っているんでしょう。
いつか、どこかで、又会える日が来るから。
いつか、どこかで、又会える日が来るから ───。