『3.11。』に込めた想い
あの日をテーマにした楽曲です。
あの日以来、仙台出身の人間として、
あの日のことを いつか必ず歌わなければならないという使命感を感じていました。
ずっと考え続けてきた。
そして2年以上が経ち、
今やっと僕の中では
一つの答えが出たような気がしています。
『あの日を忘れずに生きてゆくこと。』
僕たちは、
喜びも悲しみも、過去の感情や、体験を忘れてゆく生き物だけど、
忘れちゃいけないこともある。
過去は変えられない。
変えられないならせめてそこからなんらかの学びを得て、
その学びを未来に繋げたい。
僕らが今生きている今日という日は
彼らが生きたかった今日
"毎日を、日々に感謝しながら、大切に生きてゆくこと"
それが、あの日が僕に教えてくれたこと。
自分の中での その学びを
楽曲にさせていただいたのがこの歌です。
『3.11。』
あの日 全てが変わった
ゆらり 愛しき命
僕に できることがあるとすれば
それは あの日を忘れずに 生きてゆくこと
もしも 明日世界が終わるのなら
君はなにを望みますか?
誰とどこでその時を迎えたいか
考えたことはありますか?
あの日 天に 召されたあなたは
きっと なんの覚悟も できていなかったことでしょう
伝えたかった想い 果たしたかった約束
叶えられなかった夢
あの日 はかなくも散った
ふわり 愛しき命
僕に できることがあるとすれば
それは あなたを忘れずに 生きてゆくこと
僕らが今 生きている今日という日は
彼らが生きたかった 今日
あの日が僕らに教えてくれた
忘れてはいけないこと
もしも 僕が彼らなら
君に精一杯生きてほしいと願うだろう
もしも 君が彼らなら
君にどう生きてほしいと願うだろう?
あの日 全てが変わった
ゆらり 愛しき命
君に 僕が願うことは一つ
それは 君の今を大切に 生きてほしいこと
終わりは新たな始まり
天に 捧げる誓い
僕に できることがあるとすれば
それはあの日を忘れずに
あなたを忘れずに 生きてゆくこと
そして 僕の今を大切に 生きてゆくこと