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選挙は民主主義の偽装

2012年11月26日 新聞記者取材の様子です。
記者からは記事が送られてこないので私は読んでいません。なので、ネット上でみつけた、記事を読んだ人の感想をコピペします。以下抜粋ですが、取材と記事の落差がすごいし、事実認識にも大きな間違いがあるようです。記者クラブの作為があるのかもしれない。

 産経新聞に、今度の衆院選の関連コラムとして「民意のカタチ」という記事が載っていました。
 まず、見出しだけを列挙しますと、
●「阿久根ショック」の跡
●改革か独善か 熱狂冷めた斜陽の街
 本文中の小見出しは、
●漠然とした期待
●「竹原劇場」の終焉
 で、大学教授の解説みたいな囲み記事の見出しが、
●「劇場型」の功罪

 要するに、「斜陽の街の阿久根市に竹原さんという新しい市長候補が出てきて、市民が熱狂的に支持をして竹原さんが当選したら、竹原さんが強引なやり方をして市井が混乱して次の選挙で落ちた」という話で、おそらくこのコラムの筆者は「民意が気まぐれだとこんなことになる。今度の衆院選はみんな、ちゃんと考えて投票しましょう」というメッセージを出そうとしているのだと思う。でも、このコラムの内容に私はちょっと違う感想を持ったので、もうちょっと詳しく記事の内容を整理しますね。

(1)記事はまず、「阿久根市の商店街は、40年前に60店以上あった店舗が今は15店しかない。この5年でも7~8軒が店をたたんだ」「駅で客待ちをしていたタクシーの運転手曰く、朝から5時間客待ちをしているが乗車はゼロとのこと」「基幹産業の漁業も、水揚げ高が全盛期の4分の1の19億円にまで落ち込んでいる」「かつて4万人を超えていた人口も2万3000人まで減った」というふうに、阿久根市の斜陽ぶりを挙げている。

(2)そこへ、竹原さんが「官民格差是正」の公約を掲げて市長選に出馬した。すると、「街を包む閉塞感と将来への不安が募る市民」は、「その受け皿として、職員給与や議員報酬の大幅カットを主張した竹原さん(記事によると、当時市民1人あたりの平均所得が190万円だったのに対し、市職員の平均年収は600万円もあったそうです)を熱狂的に支持し、竹原市長が誕生した」ということだそうです。

(3)ところが、「市民の期待はすぐに疑問へと変わった」そうだ。すなわち、竹原市長は「市議会と対立し(職員給与と議員報酬のカットをやろうとしたら、そら対立しますわな)、議会を招集せずに職員ボーナスの半減や副市長人事などの専決処分を乱発。就任中の3年間で市長選と市議選、住民投票が7回も行われ、市民は市長派と反市長派に割れた」そうだ。確かこのあたりの経緯は全国ニュースにもなりましたね。

(4)その結果、昨年1月の市長選でとうとう竹原市長は落選し、新しく西市長になった。ま、住民の過半数が竹原市長を見限ったということですね。それで、西市長は混乱を収拾するために「対話による市政運営を目指し」、半減された職員ボーナスも元に戻したそうです。

 まあ大ざっぱにこんな経緯があったことについて、「劇場型首長の功罪」みたいな視点でいろいろ言われているようです。
http://www.mentsu-dan.com/diary/bn2012_12.html


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