エドワード・エルガー(1857~1934)の「威風堂々」は5曲あり、これはその1曲目。
題名はシェイクスピアの戯曲『オセロ』第3幕第3場の台詞から取られている。pomp とは「壮麗、華麗」、circumstance とは「儀式張った、物々しい」といった意味合いであり、『威風堂々』という題名は名訳ではあるものの相当意訳されている。
発表後、国王エドワード7世の勧めで、中間部の旋律に歌詞をつけ、「希望と栄光の国」という作品を書いた。この曲は、イギリス国歌につぐ国民的愛唱歌になっている。
指揮 近衛秀健
演奏 近衛管弦楽団