電照菊とは、沖縄の夜空に淡く光るオレンジの灯り。夏の夜空に切なく灯る明かりの正体は、夜中に菊を育てるために農家が照らしている、"裸電球の光"だ。かりゆし58が生まれ育った、沖縄南部はこの"電照菊"を生計を立てるために育てている農家が今も多い。夏の終わりをまぶしく、せつなく照らす電照菊の灯りは、まるでオレンジ色の海のように広がっている。沖縄の田舎町を離れ都会へと旅立つ恋人との別れを描いた作品。イントロのギターで"かりゆし58"とわかる、全編に流れるタイトなビートと、別れの切なさが胸に響く彼らならではのロックナンバー。